小さいみかん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彦根市の税理士事務所（相続・税務）から、

日々是々のつぶやきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

果物に目の無い夫が

この秋初めての

ミカンを箱買いしました。

 

届いたのは

赤ちゃんの握りこぶしくらいの

小さなミカンです。

 

 

 

 

まだまだ緑色が目立っていますが

味の方は、甘みと酸味の

バランスが良い

美味しいミカンです。

 

みかんの皮をむくと

柑橘系の良い香りが漂います。

 

このミカンの香りが

わたしの記憶の中から

運動会のページを開きます。

 

わたしが小学生の時の運動会、

わたしの子どもたちの運動会、

どちらも一気に呼び覚まします。

 

匂いや味や

耳に残る音楽、

ほかには

気温や風の感じ、

これらの感覚がスイッチになって

記憶の扉が開くときがあります。

 

突然、頭の中に

その時の光景が浮かんできて

何とも言えない気持ちになります。

 

そこには私の姿は無くて

わたしが見ていた景色が広がり

夢の中にいるような感じがします。

 

嬉しいような

懐かしいような

不思議な感覚です。

 

ただ、その時と

明らかに違うのは

ちょっと

切ない感じがすることです。

 

ミカンの香りが

久しぶりに

わたしを運動会に

連れて行ってくれました。

 

 

 

 

この、

ちょっと切なくて

懐かしい思い出、

ミカンを口に含んで

「美味しいー！」って

思った瞬間に

シャボン玉のように

はじけて消えてしまうのが

不思議です。