降ってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彦根市の税理士事務所（相続・税務）から、

日々是々のつぶやきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

ＢＳで放送されている

鈴木保奈美さんの番組

『あの本、読みました？』を

毎週録画設定にしていて

時間が出来た時に観ています。

 

番組を観ていると

読みたい本が

どんどん出てきます。

メモを取りつつ

実際に紹介された本を

何冊か購入しました。

 

そして、文庫化を待てずに

最近買って読んだのが

恩田陸さんの

『spring』です。

 

バレエ小説なのですが

たくさんのテーマが

綴られていて

目から鱗を落としながら

読みました。

 

わたしはバレエは勿論

クラシック音楽にも

全く詳しくないのですが

頭の中の舞台で

バレエ公演を観ているような・・・

音楽や足音が聞こえるような・・・

言葉の力で

異世界へ連れて行ってもらいました。

 

始めから終わりまで

ちりばめられたテーマに

わたしの価値観というか、

今まで生きてきた

「わたしというモノ」が

グラつき、震え、

何かを見つけ、

気付きを繰り返し・・・

読み終えた時

しばらく茫然と

してしまいました。

 

特にラストへと向かう

ページといったら

これでもか、これでもかと

怒涛のように押し寄せてきて

脳ミソが沸騰寸前、

溺れそうになりました。

 

そして

しばらく余韻に浸ってから

しみじみ思ったことは

これから先、

わたしの行く道が

どんなことになっていても

わたしは

ずっとわたし、

それでいい・・・

という事です。

 

すごい本でした。

 

再読しようと

思っています。